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不透明な奴。

 「憧れの結婚生活に入り込んだが、今や、私には、むしろ、今の生活なんて何の意味もありません。」
「私は、喉から手が出る程に、舞子を抱いて寝たいと考え続けて来ましたが、私の思った通りに、私の人生は上手く行かないのが、実に、今は良く分かります。」
「何故、私が舞子の寝床に行かないのであれば、舞子から私のベッドに来ないのか、私には理解できませんね。」
「随分と期待しましたが、舞子は、私の期待通りの女性ではなかったのです。」
「舞子は、舞子で、随分と考えて悩みながら、旦那から私を優しく抱いて欲しいと、どのくらい考えたのであろうかと、悩みながらでも、今更に、如何ともし難い自分を認めていた。」
「舞子は、結婚生活に終止符を打っていたし、別に何の未練も持っていなかった。」
「凄く、私には、煩わしい生活になっています。」
「時空は、時空で、私も、結婚生活なんて、意味も何もありませんね、なんて思うのでもあった。」
 「舞子は、たまに、自宅でも旦那の顔を見ても何も感じるものは無いし、顔を見会わせるだけでも、頭痛がする程にまでなっていたから、顔を見るたびに、直ぐに、自分の部屋に入りたいと思った。」
「時空は、舞子の、そんな舞子の立ち居振る舞いを見ても、仕方が無いと考えるだけでもあった。
 お互いが、顔を見るだけでも、疎ましくなる程でもあった。
家庭生活の、そのものが、今は、重苦しく伸し掛かるだけの状態にもなっていた。
顔を見るのが、悲しくなるので、時空は帰宅するのが次第に辛くなるのでもあった。
 「私は、家庭に戻るのが恐怖となってしまったので、もう、帰らないで、ビジネスホテルに泊まった方が気楽になりましたよ。」
「自分は、家内の許可も無いままで、自宅に戻るのを拒否してしまったのですが、それでも、仕方がありません。」
「もう、二度と舞子の顔を見る事も無いだろうと思いながら、{{こころ}}の中では寂しく惨めにもなっていましたが、私の運命ですから認めますよ。」
「今や、舞子の顔もみたくない、彼女から私を口説いてくれなかったから、私の行動も歪になってしまったのですからね。」
「私の{{こころ}}が落ちつく筈は、ありません。」
「そう、新婚生活に入っても、私から、舞ちゃん{{早く着てよ、私がベッドで待っているから}}なんて言った事があるだろうか。」
「いや、私からは、そんな言葉を言う筈もないし、彼女から、私に声をかけるべきだったのですから。」
「もう、家庭は要らないし、舞子の顔を見るだけでも、{{人生の迷いの世界}}に入るだけですからね。」
「今は、既に、他人の顔を見るのも、職員達の顔を見るのも、友人??の顔を見るのさえ、嬉しいとか、悲しいとか、一切の喜びを感じる事は無かったし、そんな私にしたのは、誰でしょう。」
「唯、唯、私は、一人になりたいのです。」
「他者の顔を見るだけで、疲れてしまう自分ですよ。」
「本来的には、寂しがりやの時空であるが、この様な感情になってしまえば、全てが終わりだとも思うのでもあった。」
「何時もの、優越感と名声は、既に、自分の{{こころ}}には、全く無かったのでもありましたが、時空も、そんな自分を悲しく認めざるを得なかった。」
 周囲の医師達からは、偉く有名な時空の様子が、結婚してから、どうやら可笑しいと思うのでもあった。
最近は、彼の日常の生活も、診療の顔の表情までが、どうやら怪しげな不思議な雰囲気でもあり、「「会話」」も「「行動」」も、日常生活の人間の顔でもないよと、疑われるようにもなってしまった。


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