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「「男」」と「「女」」短編集 第七編 (33)

 奈々ちゃんは、この世界に入ってから、中年の男性には、凄く、素晴らしい程に持てはやされていたし、何だか嬉しいのでした。

 「私が、沢山の会社を回れば、何処でも、私が可愛いとか、美人だとか、言われますので。嬉しいのですが、少しながら困りますよ。」
「だって、私の{{こころ}}が自惚れたら、駄目ですよね。」
「そんな事柄よりも、私の仕事で、沢山の薬の効果を説明しなくては、私の{{生き様}}が無駄になりますからね。」
「私は、今は、所長様にも{{好感}}を持っていますが、でも、所長様は随分と考えて{{奥さんの方を大事に}}なんて言われていましたから、ね。」
「それでも、私は、何で、でしょう。」
「沢山の方々から、誘惑されて困っています。」
「薬の話に行くのですが、説明に行っても、直ぐに、{{話題}}が捻じれてしまいますよ。」
「もっと、私は、相手の方々に尊敬しながらも、充分に{{薬}}の説明をして販売しないと、私が会社で仕事が出来なくなりすよ。」
「薬剤師さんからも、一緒に、速く二人で食事しようと言われますし、お医者さんからも、行く先々で一緒に食事しようと、誘われます。」
「私は、ゴルフするよりも、同僚とワインを飲むよりも、七海さんと二人で食事をした方が、私は楽しいと思っていますよ。」
「ええ、有り難うございます、などと、何処に行っても、{{感謝}}の言葉を述べるのが必要になっていました。」
「時折に、所長様から、助言をもらいますが、絶対に、行く先々で、どんなに甘く口説かれても、男性と一緒に食事などに行きますと、{{内部告発}}に会って会社を辞職しないといけないでしょうと、教えられていました。」
「何だか、「「愛」」と「「恋」」は、私の自由だとの思いも有りますが、これは、私の人間社会を見る{{眼差し}}が未熟なのでしょうからね。」
「でも、私は、恋愛はしたのだが????、そう、恋愛だったのでしょうかね。」
「分かりません、よ。」
「もう、分かりません。」
「私が、未だ、処女なのは、彼が未熟な男だったのですよ。」
「そんな悲しい事柄なんかは、もう、思い出さなくても良いのですがね。」

 奈々ちゃんは、随分と悩みながら、嬉しいよりも悩みの方が増えるのでした・・・・・。


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