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「「男」」と「「女」」短編集 第八編 (9)

 初子は、もう、二度と会いおたくないとも、思うのでした。
初男が、眼前に居るのですね。

 「私の気持ちって、こんなに早く変わるのでしょうかね。」
「こんな思いをするのは、私が生まれてから、初めてですよ。」
「そう、大学の3年生ころから、互いに、顔を合わせて喜んでいましたからね。」
「でも、今になって考えてみると、私も、彼も、どちらかと言えば{{変な人間}}かなあ。」
「だって、一度も、ベッドで一緒に過ごした時間は有りませんでしたから、今になって、思うと、二人がおかしいのかなあ。」
「今日も、久しぶりに、二人が時間を合わせたのに、私は嬉しくないのですよ。」

 何だか、夏男の食事の{{雰囲気}}が、私には、ぴったりとしませんでした。
悲しいとさえ、思います。

 「私は、初子さんと会っていれば、嬉しい筈なのですが、久しぶりなのに、この食事の{{雰囲気}}が寂しく感じますよ。」
「どうしてでしょうか、ね。」
「初子さん{{こころ}}が、変わったのでしょうかね・・・。」
「初子さんの笑顔を見ていても、私は、何だか、以前よりも、違うのですよ。」
「私は、両親から命令された通りに、医師になったのですが、何だか、今日は、一緒に食事をしていても、男としては魅力が無いのでしょうかね・・・。」
「私は、勿論。初子さんとは、一緒にベッドに入った体験も有りませんし、ね。」
「自分から、早く、初子さんを抱きたいと思うのですが、そんな事を言えないのですから、だらしの無い男でもありましょうけれどね。」
「初子さんは、私の事を、今は、もう、好きでないのかも知れません。」
「食事が終わった後も、もう、何処かに一緒に散歩しましょうと、言う言葉も出ません。」
「初子さん、私は、丁度ですが、緊急の仕事が入りましたので、もっと一緒に居たいのですが、急いで帰る事にしますよね。」
「また、電話かメールをしますので、今日は、本当に、御免なさい・・・。」

 益々と、初子は退屈な{{話}}になってしまったのです。
もう、彼と会うのは、私の気持ちが向きませんし、終わりかなと思っていたのでした。
また、新幹線駅には、初子は一人で行き、帰るのであった。
もう、私は、彼には会いませんよ。
これから、私の大好きな新しい男性との{{巡り会い}}を夢みておきます。


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