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「「人生の終わり」」短編集 第2回 (34)

 彼はパーキングエリアの駐車場に入ると、彼女を誘って一緒に車を降りていました。
ええ、ここならば、色々と着衣も下着まで揃っているでしょうしね。
 はい、すみませんと、彼女は彼に言うのでした。

 「今は、お金も全然ともっていないし、預金通帳が有りますが、今、ここでお金を下すと、私の居所が見つかるのかも知れないと思うと、金銭よりも、自分の安全を考える方が良いでしょうからね。」
「すみません、私は、全く、お金を持たないので、何も買えませんですよ。」
「せっかくと、この場所に連れて来て頂きましたが、着衣を買うお金が有りません。」

 正直に、お金が無いとだけは伝えたのですが、それ以上は{{声がでない}}のでした。

 「あら、そうでしたか。」
「ええ、それは驚きでした。」
「あーあーあ、では、私は、少しは持っておりますので、私のお金を使いましょうかね。」
「安心をして下さいよ。」
「お金を、戻して下さいとは、言いませんですよ。」
「私は、眼前の女性に、そう伝えたものの、下着から、その上の着衣を買ったのですが、着替える場所もなかったので、仕方がないまま、近くに有ったカーテルに彼女を連れて行くしかありませんよ。」
「とにかく、仕方が無かったし、俺には、何も{{下心}}は有りませんよと、自分に言い聞かせていました。」
「ごめんなさいよ、私にも、今は、他の行き場所が分からなくて、この場所にきましたよ。」
「安心して、着衣を持って、入浴して下さいよね。」
「彼女が、あまりにも、不潔な状態だったので、彼は自分の欲望を、自然に抑え込んで納得していましたが、何だか、不思議な気持ちにもなってきますよ。」
「俺って、一体に、何をしているのかな。」

 彼女が入浴してから、頭の髪もシャンプで流して、少しながら、顔を綺麗にしているのを、気づいてしまい、彼にも、また、不思議な気持ちが湧いてくるのでした。

 「あら、彼女も、まだまだ、いけるなあ。」
「入浴して、さっぱりとすれば、意外な顔立ちですよ。」
「あら、俺の{{こころ}}が、不思議と余分に動き始めているように感じて来ていますよ。」
「ええ、困った、困ったな。」
「俺は、男になって来ていますよ。」
「彼女が近づいたら、きっと、俺は、このままでは、我慢できませんですよ。」
「困ったなあ、俺の予定と少しながら違って来てしまったよ。」
「彼女がお風呂から終わって出て来ますと、もう、俺は我慢が出来ずに、彼女を抱きかかえてしまってベッドに抑え込んでしまった。」
「ああ、ごめん、ごめん、俺は、こんな予定ではなかったですよ。」
「本当の気持ちを、話すのですが、勿論、彼女に俺の{{こころ}}が伝わる筈もなかったしね。」

 私は、彼が迫って来るのを、覚悟出来るのでした。
私の運命を握っている男性だったし、悲しいとか悔しいとかなどは、全く思う訳でもなかった。
むしろ、安心して、彼には、欲しいものは、何でも、私の体も、男性からは、随分と長い間にも、{{隙間}}がありましたから、嬉し限りで、また、私の逃げ延びる手段にもなるのかと考えていたあのでした。

 「おお、ごめんなよ。」
「私は、こんなにする予定は入れていなかったよ。」
「囁きながら、俺は我慢ができなかったから、御免だあよと、伝えるのだが、本心では、久しぶりの{{嬉しいか快感}}を自覚できて、喜んでいる自分だと認識するのですよ。」
「ああ、ああ、嬉しい{{溜息}}が出るのでした。」
「私も、私も、嬉しいなあ。」
「人生が、こんなに嬉しいなんて、考えた事もありません。」

 二人が、激しく喜びあいながら、少しの時間が流れるのだった。


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