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「「人生の終わり」」短編集 第四回 (6)

 毎日、毎日、彼は自分の事しか、考えなかった。
私の人生は、私が、決めるよと思う、彼だった。
私を、私の生き方を妨害できる人なんて居る筈もなかったと、思うのだった。

 「さあ、さあ、直ぐに、秋は来ますよ。」
「歳月の流れは、早いですからね。」
「誰が、私に、何と言おうと、おいらは俺の生き方を考えるだけですよ。」
「さあ、時間は流れ、もう、夏になり、今は暑い盛りですよ。」
「仕方が有りません、よ。」
「おいらは、おいらの目的に向かって考えた通りに走りますよ。」
「夏になり、暑いのですが、私は、そう、熱中症にも用心しましょうね・・・」
「沢山の水分を取らないと、今は、朝から、晩まで、熱いですよね。」
「沢山の汗も、出ますしね。」
「体に注意しないと、大変ですよ。」
「こんな気候になったのも、人間全体の生活態度でしょうからね。」
「一体に、誰が悪いのでしょうかね。」
「私等は、何も悪い事柄などしていませんからね。」
「人間の生き様、政治家や官僚や大企業が悪いですよ。」
「お金儲け主義で、企業は動きますしね。」
「特別に、大企業が悪いのでは、ありませんかね。」
「大企業と政治家が、案外と裏側で繋がったりしており、庶民の知らないところで、何が起こるのでしょう。」
「私は、全く、関係ない人間だけど、でも、これほどに、気候が悪いと、考えますよ。」
「そうだ、私に残された時間は、少ないですよ。」
「さあ、頑張りましょうかね。」
「本当に、今は、他の事を考える時間なんて有りませんからね。」

 彼は、自分の事だけしか、考えることが出来なかったのだった。

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